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各講座の紹介

ホーム > 各講座の紹介 > 講座番号 1:有機農業と持続可能な社会づくり

講座番号9「森の健康診断」から「木の駅・薪ボイラー」へ

流域圏名 庄内川 流域 上流
開催日時 2013年3月20日(水) 開催場所 中部大学恵那研修センター(岐阜県恵那市)
講座のテーマ
(キーワード)
人工林、間伐材燃料、林業、地域資源、技術の継承
講座開催主体 「土岐川・庄内川源流 森の健康診断」実行委員会(協力:NPO法人地域再生機構、NPO法人夕立山森林塾、恵那市山岡町「花白温泉」)
講師名 森大顕さん、上野薫さん

講座の内容

前半に、上野薫氏から「土岐川・庄内川源流森の健康診断」の報告がなされ、人工林の現状調査の目的・調査方法の概要・調査の様子・調査の集計などが伝えられました。後半に、森大顕氏から、現在全国に広まりつつある〈木の駅プロジェクト〉とそこに集積された間伐材の利用先としての薪ボイラーについて発表がなされました。それぞれに対して、発表者と会場のあいだで、あるいは会場内の識者のコメントも含め、質疑応答が活発になされました。

報告会の終了後、薪ボイラーを導入した花白温泉に向かいました。ここでは、〈木の駅プロジェクト〉によって搬出された間伐材を燃料用の薪として活用しています。森氏から、薪ボイラーについてさらに詳しい説明がされました。このあと、実際に花白温泉に入り、講座を終えました。

講座の成果

両活動について地元住民や他地域の人々が学ぶことができました。同時に、両活動に対する今後の展開について、いくつも意見が提出され、まだ改善の余地があり、より充実した活動を求める声も挙がりました。〈木の駅プロジェクト〉ポータルサイトには、これまで蓄積した知恵をまとめたマニュアルがあるということで、全国各地で取り組めるよう情報提供がなされています。〈木の駅プロジェクト〉を通して、地域で意識に上らなかった森林を、地域資源として再び管理・利用できるようになりました。

これがもたらした、林業者と森林ボランティアの人の交流、間伐・搬出などの技術の継承、人と森との関係の回復などの効果は、SD社会を形成していくために必要な感性や考え方を人々にもたらす素地になるのではないか、と思われます。そして、地域住民に学識者を加えた実行委員会を基盤にして活動内容を更新していくことが、地域自治の観点からも優れた活動スタイルであることを知らされました。

ESD(持続可能な社会づくりへの学び)との関連

人と森との関係が薄くなっている現在、森に対して人が積極的に関わることで、それらの関係性と同時にさまざまな関係を回復・創造することができます。この関係の回復と創造の中に、SD社会を支える感性・考え方を育む要素が含まれていると感じています。


講座の様子


巨大な薪ボイラー


薪の説明を受ける参加者


積まれた薪の山