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各講座の紹介

ホーム > 各講座の紹介 > 講座番号 1:有機農業と持続可能な社会づくり

講座番号5海蔵川上流域の里山づくり

流域圏名 海蔵川 流域 上流
開催日時 2013年2月28日(木) 開催場所 ほんまちプラザ環境学習センター(三重県四日市市)
講座のテーマ
(キーワード)
幼児教育、自然とのふれあい、人と自然の共生
講座開催主体 海づくり会議みえ(協力:森の風ようちえん)
講師名 嘉成頼子さん

講座の内容

海蔵川上流の幼稚園の事例から学ぼうと、海づくり会議みえの主催で2月28日(木)、「海蔵川上流の里山づくり」をテーマに、森の風ようちえんの嘉成頼子園長をお招きしてご講演いただきました。森の風ようちえんには園庭がない代わりに、山のすべてが幼稚園のフィールドとして園庭の役割を果たしています。嘉成園長は、ご自身の幼児体験から自然と触れ合う教育を実現するために森の風ようちえんを設立しました。

今では全国から視察に訪れる方がいますが、3歳児がはさみで工作、5歳児はノコギリや包丁を使って作業を、年長は自分で火を起こして味噌汁をつくるといった風景を見て驚かれることが多いです。春夏秋冬を通し、森で走り回る子どもたちの遊びから、自然の中での教育の重要性を語っていただきました。

 

講座の成果

嘉成園長から、都市部では実現することが難しい、自由で明るい森の幼稚園の実情についてご報告いただき、参加者は、持続可能な社会づくりのための人づくりについて考えを深めました。園長は、「木遊び、水遊び、火遊び、泥遊びは子どもたちが必ずやる遊び。人間になるための遊びだと気付いた」とおっしゃいました。

自然との触れあいを通し、子どもたちの身体に刻み込む教育を行う森の風ようちえん。子どもたちが大きくなって、自分の子どもたちに「昔はここに○○の木があって、池があってね」と変わり果てた森を説明させるようなことがあってはいけません。そのために地元・親の協力が必要だという園長の言葉に、参加者は深い感銘を受け、共感しました。

ESD(持続可能な社会づくりへの学び)との関連

本講座において、人と自然の共生社会の実現に向けて、自然との触れあいの体験を通した教育の重要性が説かれました。「子どもたちが、彼らの身体を最大限、フル回転して自然の中で遊び、身体そのものが自分の希望となる」という嘉成園長の言葉は、持続可能な未来を実現する人材育成の根幹に関わる提言でした。人と自然の関係を見直すとき、自然の中で自然から学ぶ幼児期の体験がいかに重要かを考える機会を与えていただき、素晴らしいESD講座となりました。


講師の嘉成頼子さん


はじめに自己紹介と近況報告を行う


自然の中で学ぶことの重要性を説く


森の風ようちえんの活動の様子を見る参加者