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各講座の紹介

ホーム > 各講座の紹介 > 講座番号 1:有機農業と持続可能な社会づくり

講座番号26松名瀬(櫛田川河口)のデータの勉強会

流域圏名 櫛田川 流域 下流
開催日時 2013年1月27日(日) 開催場所 松名瀬海岸(櫛田川河口)
講座のテーマ
(キーワード)
河口、干潟、生物多様性、生態系
講座開催主体 三重中学校創作科学部・三重高等学校科学技術部
講師名 小西伴尚さん

講座の内容

三重中学校・高等学校教諭の小西先生が顧問を務める創作科学部、科学技術部のご協力のもと、同クラブが毎月1回行っている櫛田川河口の生物相調査・勉強会に参加しました(1月27日)。講座では、まず小西先生より松名瀬干潟の概要を説明していただきました。そのなかで、三重県松阪市櫛田川河口約70haには、干潟の典型とよばれる3種類(潟湖・前浜・河口)の干潟が、護岸工事などの影響を受けず、全て揃って残っていること、その関係から多流域の研究者が松名瀬調査に訪れていることを紹介いただきました。

そのほか、漁業者がアサリ漁・黒海苔の養殖を行っていること、市民をはじめ多くの一般の方々が潮干狩りとして春から夏にかけて来ていることなど、現地の状況や利用状況に関して説明していただきました。その後、実際に3種類の干潟をめぐり、実際の地形や生物の違いを見学しました。

 

講座の成果

勉強会をつうじて、日頃生活している平地からあまり離れていない河口には、その環境に応じた多種多様な絶滅が危惧されている動植物が生育し、生態系を構成していることがわかりました。また、その自然に対して、地元の子供たちが地道な調査を継続して主体的・科学的に解析を行い、その知見を基にして、地元の地区の文化祭で生徒が講演したり、来訪者への観察会を実施したりするなど地域に根付き、人と人とが繋がり、地元を大切にする心が育っていることを知りました。

ESD(持続可能な社会づくりへの学び)との関連

持続可能な社会づくりの構成概念と考えられている、多様性・相互性・有限性・公平性・連携性・責任性の要素を、生徒や地元、研究者との繋がりのなかで育んでいます。

また、生徒たちが身に付けた能力や態度は、発表会などの具体的な行動に移し、実践を行っています。今後、これらの活動を継続するなかで、課題の発見・探求・解決を視野に入れて取り組み、ESDそのものについても視圏を広げてゆきたいです。


生物を探している様子


寒空のなか熱心に作業を行う生徒たち


地面に隠れている生物を掘り起こす様子