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各講座の紹介

ホーム > 各講座の紹介 > 講座番号 1:有機農業と持続可能な社会づくり

講座番号15雲出川中流域における農の活性化

流域圏名 雲出川 流域 中流
開催日時 2013年2月19日(火) 開催場所 南家城営農組合事務所(三重県津市)
講座のテーマ
(キーワード)
集落営農、加工品、農商工連携
講座開催主体 三重大学地域戦略センター
講師名 加治宏基さん

講座の内容

津市白山町の南家城地区にある南家城営農組合を訪問し、営農組合の皆様や三重県の作物栽培技術の普及員の方々から、農産物の栽培とその加工商品づくりについてお話を伺いました(2月19日)。その後、農産物の乾燥調整施設、圃場、そして雲出川や井原疎水を見学した後、加工品の販売現場(直売所)などを視察しました。2007年に設立された南家城営農組合では、「明るく楽しく」をモットーに、7名の組合員が21haの圃場を管理し、米、麦、黒大豆を栽培しています。

収益向上を図るために、特産として黒大豆を味噌、甘納豆などに委託加工、販売し、様々な工夫をして「南家城ブランド」の確立に努めていることをうかがいました。また後継者の確保が困難であるというのが組合員共通の認識であり、地域農業の継承問題だけでなく、用水路・疎水の維持管理を今後いかに行ってゆくのか、など懸念事項についてもお話ししていただきました。


講座の成果

南家城営農組合が様々な点で努力や工夫を凝らしていることが分かり、その意識の高さを感じることができました。また、組織づくりには生産者のみならず、県職員や技術普及員、学識者などが参加し、その知見を共有するなかで、新たな発想や行動が生まれたり、当初の想定とは異なる結論が出されると学ぶことができました。直売所では、顔の見える関係を大事にしながら各自こだわりの商品が販売されています。他所から訪れた人にとっては、その地域と地域の物産を知ることのできるよい機会であり、その意義が再確認できました。

ESD(持続可能な社会づくりへの学び)との関連

地域の存続には農の活性化が大いに役立ちます。南家城営農組合は特産品の黒大豆の魅力を発信するとともに、南家城地区の地域としての魅力をも発信し、後継者が入りやすい土壌を作っています。今後の流域住民の交流に関しても、貴重な情報の発信拠点となりうると考えます。


講座の様子


農産物の栽培風景


井原疎水の見学


直売所で売られていた加工品