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各講座の紹介

ホーム > 各講座の紹介 > 講座番号 1:有機農業と持続可能な社会づくり

講座番号13聞き書き講習会

流域圏名 宮川 流域 中流
開催日時 2013年3月6~7日 開催場所 ふるさと館(三重県大紀町)
講座のテーマ
(キーワード)
聞き書き、伝統文化、地域おこし
講座開催主体 三重大学地域戦略センター(協力:NPO法人共存の森ネットワーク)
講師名 渋澤寿一さん

講座の内容

NPO法人共存の森ネットワーク理事長の渋澤寿一さんに、「聞き書き」に関する活動内容についてご講演いただきました(3月6~7日)。講演の中では、「聞き書き」を行った学生の変化や、日本における知られざる家庭単位での歴史、戦前・戦後から日本が発展するにあたって失われてしまったモノ・コト、それによりかかえている問題点を知ることができました。また、東日本大震災からの復興や地域づくりに向けて、過去の震災において記された復興計画書から見た、今の地域づくりの欠けている事柄の指摘といった内容を伺いました。講演後には大紀町の住民の方々、学生との質疑応答が行われました。翌日には、実際に、三重大学、名古屋大学、中部大学の学生らが、大紀町に長く暮らしている方々から「聞き書き」を行いました。

 

講座の成果

渋澤さんのお話の中でも特に印象的だったのは、江戸時代から一度も飢饉に襲われたことのない鵜養(うやしない)という町についての話です。そこには現代でも見習える生活の知恵がありました。具体的には、「仕事」と「稼ぎ」の区別をする、つまり、お金にはならなくとも集落のためになることが「仕事」であり、相互扶助、共存共栄の必要性を説くということでした。また、森を大切に育てるには、次を繋ぐ新しい世代が過去の世代と同じ想いで森を育てるよう、同じ意志を繋いでいかなければいけないことや、住民の共有林があり、年・月ごとに何を採り、何を植えるかという計画が立てられ、それにより、持続可能な食の資源を得られる、ということを学びました。

ESD(持続可能な社会づくりへの学び)との関連

世代間の交流を通じて、今では失われつつある考え方や生き方を若者が知り、持続可能な社会を作る上での大きなヒントを得ることができるのが、この「聞き書き」だと言えるのではないでしょうか。


講師の渋沢寿一氏さん


夜に開かれた講演会で発言する地元の方々

地元のお年寄りの方と談話する学生


藤地区の見学