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各講座の紹介

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講座番号12有機農業と持続可能な社会づくり

流域圏名 豊川 流域 上流
開催日時 2012年6月24日(日) 開催場所 福津農園(愛知県新城市)
講座のテーマ
(キーワード)
有機農業、食の安全、自然農法
講座開催主体 なごや国際オーガニック映画祭実行委員会
講師名 松沢政満さん

講座の内容

講師の松沢氏よる、農業の本来の役割はエネルギー生産業であるという理念を基礎においた福津農園における実践についての講演のあと、農園で収穫された農作物と飼育された鶏で作った鍋で食事をし、農園を巡りながら作物や雑草の特性を利用した栽培方法や有限の土地を有効利用するための立体的な混作などについてご説明いただきました。

講演によると、農薬や大型機械に依存する近代的農法では、農業をエネルギー消費的な産業に変質させ、持続不可能な社会を形成しています。そのような状況のなかで、福津農園は循環型農業をめざした農園を構築しています。また農業の多面的機能を重視し、生物多様性の保全の場として、また週末や休暇には地域の人びとの憩いの場として、その役割を果たしており、子供たちが農業体験を通じて多くを学べる教育の場ともなっています。

講座の成果

講演を聴くことで、循環型農業が持続可能な社会において果たす役割の重要性を知り、農業を実践する場合の基本的な考え方について学ぶことができました。また、顔の見える関係にある生産者の農産物を食べる経験が、スーパーなどで陳列される食品の生産者を意識する端緒となりました。農園を見て回ることにより、随所に工夫された栽培方法や多様な生物が生息する光景を見ることができました。

ESD(持続可能な社会づくりへの学び)との関連

持続可能な社会づくりの重要な要素である「食」の問題を「エネルギー産業としての農業」という視点から講演していただきました。参加者は、近代化された農業がいかにエネルギー効率を無視して石油漬け・薬品漬けの作物を生産しているかについて考えさせられ、持続可能なエネルギー産業としての農業について学びました。有機農業を単に「自然との共生」という視点からだけではなく、本来の意味での「経済」活動と捉え直すことができました。


講座の様子


実際に田んぼに入って学ぶ


農園の食材でごはん


講師の松沢さん